CLOSE MENU

GRADUATES

勤務先
株式会社肥後銀行 託麻東支店
在学時所属
総合管理学部 総合管理学科 2020年度卒業

田代 克己さん

KATSUMI TASHIRO07

Q

現在どんなお仕事をされているのですか?

銀行業務の基本である、窓口に立って来店されるお客様の対応を主に担当しています。具体的に挙げますと、銀行には現金の払い出しや入金、通帳の記帳や振り込みでご来店されるお客様が多いのでご用件を窓口で伺って処理を行うような形です。銀行業務は大きく分けて業務、融資、渉外と分類され、ジョブローテーションに従って半年ごとにそれぞれ経験するような流れです。そのためこれからは融資、渉外などを経験していくことになるのでそれらの基本である業務係の仕事を後々苦労しないように日々勉強しています。

Q

なぜ銀行員になることを決められたのでしょうか?

私は、就職活動を行うにあたりその軸を業種ではなく、企業を客観視したときに就職したいと思えるかという点を重視していました。当時は九州各地の企業の選考に参加して様々な選択肢がありました。しかし最終的に、決め手となったのは自分の生まれ育った地域に自分の成長を還元できる環境に就職したいという想いで、それが可能なのが現在の就職先で銀行員として働くという選択肢だと考えたからです。

Q

お仕事をされている中で楽しさややりがいを感じる場面を教えてください。

窓口でお客様の応対をしていく中で、自分がご提案した商品・サービスをご成約して頂いた場面でやりがいを感じます。現在銀行では、お客様の来店負担を減らすためスマートフォンでお振り込みや残高照会などの一部取引を可能にするサービスを展開しています。それらをまだご存じない方にご提案した際に、「便利なサービスを教えてくれてありがとう」などとお声掛け頂いた経験は心に残っています。

Q

熊本県立大学での経験がお仕事にいきていると感じるのはどんな時ですか?

「基礎総合管理実践」「基礎総合管理実践演習」という授業で培った社会人として適当な会話をする経験は今でも活きていると感じます。その授業は、企業さんのもとに赴き新卒採用に関するインタビューをして、合同説明会で配布するパンフレットを作成するというものでした。そこで相手先の企業さんとインタビューの日程や、パンフレットの作成等でやり取りする中で取引先とのメール交換やお電話をするなどの経験ができました。これは通常の座学形式の講義ではなかなか経験できるものではなく、熊本県立大学総合管理学部ならではのものだと思います。

Q

熊本県立大学での学生生活における思い出を聞かせてください。

私が所属していた望月教授のゼミで参加した他大学との共同で合宿を行ったことです。数年前の事なので、現在では難しいと思いますがだからこそ今顧みると非常にいい思い出です。そこまでに準備として、短期間で簡単なものではありますが論文を作成するという大変さもありました。その準備も、論文の発表も、その後の交流会もすべて良い勉強、良い経験となりました。

Q

受験生の皆さんにメッセージをお願いします。

大学受験の段階から就職先を意識することはそうそうできることではありません。私自身、自分の職業について真剣に考えることができたのは3年の夏から4年にかけての1年程度でした。受験生の皆さんにとって、今重要なのはどの大学を受験するか決定することです。そのための判断材料として、卒業生の私からお伝えできるのは熊本県立大学総合管理学部は幅広い分野の知識を各々の興味・関心に応じて取得できる学校であるということです。数年後就職先で使用する知識をピンポイントで取得することは困難です。しかし数年後使えるであろう知識を幅広く蓄えておくことは可能であり、それが大学1年生から誰でもできる広義の就職活動であると私は考えています。受験生の皆様におかれましては、こういう考え方もあるということを頭の隅にでもおいて、悔いのない大学受験となるよう勉強など頑張ってください。

掲載内容は取材時(令和3年8月現在)のものです。

PICK UP