GRADUATES
卒業生インタビュー
- 勤務先
- 熊本大学病院 栄養管理部(管理栄養士)
- 在学時所属
- 環境共生学部 食健康科学科(※) 2020年度卒業
※環境共生学部は2019年度学科改組により3学科(環境資源学科、居住環境学科、食健康科学科)から1学科3専攻(環境共生学科環境資源学専攻、居住環境学専攻、食健康環境学専攻)になりました。
廣瀬 結衣さん
YUI HIROSE05
現在どんなお仕事をされているのですか?
現在、私は給食経営に関する内容の仕事を中心に行っています。例えば、食事の食数や食種の変更管理、患者様に提供する食事の中にアレルギー食品や異物混入などがないかをチェックするといった仕事を行っています。それに加えて、食事や栄養に関して介入が必要な患者様の病室を訪問し、相談にのったり、お話を聞いて食事内容を検討したりするといった仕事をしています。
なぜ医療現場の管理栄養士になることを決められたのでしょうか?
私は家族が病気になりその闘病を近くで見てきた経験から、医療の仕事に興味を持ちました。中でも治療中の栄養状態や食事が病気の回復に大きな影響を与えるということを知り、それらの面から患者様の治療や回復をサポートしたいと考え、医療現場の管理栄養士を目指すようになりました。また、熊本大学病院では栄養指導のような患者様の病態、栄養に関する臨床栄養に加えて、調理や献立といった給食経営にも力を入れていると聞き、医療現場の管理栄養士として必要なスキルが多く学べるのではないかと思い、就職を決めました。
お仕事をされている中で楽しさややりがいを感じる場面を教えてください。
患者様からお食事に関しての感謝の言葉や「体調が良くなった、元気になった、今後の食事の参考になった」というようなメッセージを頂いたときには嬉しくなります。また、患者様の病室を訪問した際も「お陰で前より食事が食べられるようになった」というようなお言葉を頂いた際は、嬉しさとやりがいを感じ、もっと頑張ろうと思うことができました。
熊本県立大学での経験がお仕事にいきていると感じるのはどんな時ですか?
日々の授業で習うような管理栄養士としての基礎知識は、入職してからも様々な場面で活用することが多くあります。加えて、調理実習で学んだ調理に関する知識や技術、大量調理の際の手順や衛生管理の方法なども大変役立っていると感じています。
熊本県立大学での学生生活における思い出を聞かせてください。
日々の授業や実験、実習を沢山の友人たちと支え合いながら4年間頑張ったことも大切な思い出の一つですが、中でも3年生の時の食健康科学科としてマフィンの出店を行った白亜祭は1番の思い出です。食健康科学科のみんなで役割分担をし、レシピの検討や調理、ラッピング、プロモーションなど、協力して4種類のマフィンを販売しました。沢山の試行錯誤や準備の成果もあり、本番も予想していたよりも沢山の方に買って頂き大成功となりました。本番ももちろんですが準備期間や終わったあとの打ち上げなどはとっても楽しく、学科のメンバーの仲もより一層深まり、残りの学生生活も毎日楽しく過ごすことができたと思いました。
受験生の皆さんにメッセージをお願いします。
食健康科学科の4年間は毎日の授業や課題の提出、実験や実習など大変だなと思うことも沢山ありました。しかし、毎日を友人達と支え合いながら、一生懸命過ごした日々があるからこそ、今の私があると思っています。また、苦しい時には支え合える、楽しい時には一緒に楽しめる、そんな友人達と出会えたことも熊本県立大学に入学して良かったと感じることの一つです。私自身は医療現場の管理栄養士になることを目標として熊本県立大学に入学しましたが、それ以外にも管理栄養士として活躍できる分野が沢山あることを入学してから知りました。現在、将来の目標や夢が定まっていないという方も大学生活を通して自分のやりたい事や目標を見つけて欲しいなと思います。高校生活では受験など、大変なことも多いとは思いますが、毎日を大切に楽しく過ごして下さい。応援しています。
掲載内容は取材時(令和3年8月現在)のものです。